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穏やかな秋の昼下がりの久下橋


2002年10月25日

久下橋周辺の地図はこちら


 


熊谷側の久下橋への入口。静かな住宅街の中でひっそりとした雰囲気だ。

河川占有に関する事項を示した標識。こんな橋でも立派な県道である。

よく見ると左右非対象な橋。下流側はシンプルな構造であるが

こちらは上流側。斜めに頑丈な補強が入るが、これは洪水時に、漂流物から橋桁を守るためのものらしい。

 


 熊谷市側から見た久下橋。反対側は大里町側。橋の幅は、ほぼ車1台分しかないため、交互通行しかできない。よく見ると中央部にすれ違いが出来るように幅が広くなっている部分があるが、これは原則として使わないのが暗黙のルール。万一、ルールを知らない車が渡って来てしまった場合、何とかすれ違う事ができるが、ギリギリである。その他、後述の自転車で渡る場合などにこの中央の広くなっている部分は必要なのである。

渡り方
 まず橋に進入する前に土手から下ってくる間(大里側から渡る場合は橋を横に見る格好になる為、対岸が見える間)に対岸に車がいないか確認する。車がいない場合は、もちろん渡る事が出来るが、先に動き出した方が優先なので、対岸の車が先に橋に向かって進行して来ているようならば、橋の手前で左に寄せて待つ。対向車がすべて渡りきったならば、こちら側から渡る事ができるので、橋の上に車がいない事を確認して渡る。
 この際くれぐれも、対向車が切れるまで動き出してはならない。後述するが、大里側から橋への進入が非常に難しい為、少し遅れて渡って来る車がたまにいる。橋の上に少し遅れた車が残っていないか注意しよう。熊谷市街地から荒川を渡れる箇所は他に荒川大橋しかないため、この橋、非常に交通量が多く、朝は非常に混み合い、なかなか対向車が切れないで随分と待たされる時があるが、そこは我慢である。通常、日中は待っても数台である。
 夜間の場合、ヘッドライトが頼りである。まず、対岸のヘッドライトが動いているか、止まっているかよく見極める。橋に向かって動いている場合は、進入してきているので、止まって待つ。逆にライトが止まっている場合は、「お先にどうぞ」の合図なので、橋に入る。親切な人だと、意図的にライトを消したりして合図してくれる場合がある。とにかく対岸とのコミュニケーションが大事である。

自転車での渡り方
 
バイクの場合、自動車について渡ってしまう事ができるが、自転車で渡る場合は結構、難儀である。写真を見れば分かると思うが、狭い区間では自動車が自転車を追い越すだけの幅がないため、よほど足に自信がない限り、後ろから車に煽られる事は必死である。そんな訳で自動車の車列が橋に入り切った後に最後の自動車の後について渡っていく。自動車は40km/hくらいで渡って行くようで、ボヤボヤしていると、どんどん離されていってしまい、最後の自動車が橋を渡り切ってしまうと、今度は対向車が容赦なくこちらに向かって進入してくるので、頑張って中央のすれ違い場所までは漕がなければならない。この橋、結構長く、ウカウカしてると意外と余裕がない。30km/h以上出せる自信のある方は、最後尾に頑張ってついていけば、一息で渡り切るのも不可能ではない。

徒歩での渡り方
 これまた、結構難儀である。狭い区間でも車と何とかすれ違えるが、柱に捕まって、「お許しをーー」という状態である。頑張ろう。

 

 

渡る様子を車内からみてみよう(熊谷側からです)


対向車が切れるまでこの位置で待つ。
 
いよいよ橋に進入。入り口のコンクリートブロックは3ナンバーサイズギリギリ。注意して通過しよう。

橋の上を通過中。中央のすれ違い所が見えてきた。木板の上にアスファルトが敷いてあるので、凸凹になってしまっていて足場は悪いが結構スピードは出る。
 
大里側の出口が近づいてきた。どうも感覚として大里側のブロックの方が若干間隔が狭いようである。恥ずかしい話、私も派手にヒットした事がある。慣れてきて油断した時が危ない。

 

 

 


大里側のアプローチはこんな感じに90度曲がった先に、あの凶悪な狭いコンクリートブロックが待っている。

車体が曲がりきって、真っ直ぐになった時にコンクリートブロックの間に命中するようにするのが難しい。交通量が多く、皆、早く行こうと殺気だっているので、一発で決めないと、後続の車に詰められてしまってバックする余裕がない場合が多い。

ヒョエー!ギリギリざますーー!
2屯まで何とか入れる。土建屋さんなんかが近道にしており、容赦なく入ってくる。

流された度に補修されたのか、橋脚には色々バリエーションがあるが、橋脚は鉄骨やコンクリートになっても、桁の部分は木。90年代半ばに最後の大改修を受けたが、やはり、新しい木で組み直された。

自転車で頑張るオバチャン。この橋は確実に地元の要所として溶け込んでいる。

H16年に熊谷で開催される国体に間に合わせるべく建設が続く新しい久下橋を大里側から見る。ここから荒川、土手、旧道2本とJR高崎線を橋梁と高架で一気にまたぐ高規格な道路だ。
熊谷側の土手を下流へ下流へと走っていくと、吹上町のコスモス街道に出る。取材の時はちょうどコスモスが満開でコスモス祭をやっていた、この時期非常に綺麗。



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